点鼻薬の副作用

即効性があり、鼻づまりには効果的な点鼻薬ですが、無視できない副作用が存在します。それは、点鼻薬に含まれる血管収縮剤というもので、点鼻薬の効き目に大きく関係している成分です。

血管収縮剤は、鼻づまりを瞬時に解消するには欠かせない成分です。塩酸トラマジリンや硝酸ナファゾリンといった成分は、鼻粘膜の腫れを抑えるために自律神経に作用し、粘膜の血管を細くする働きがあります。

しかし、この血管収縮剤を使いすぎると鼻粘膜の自律神経が乱れ、常に粘膜が腫れたような状態になってしまいます。これを、リバウンドといいます。

本来なら、鼻づまりの原因である花粉症や風邪の症状が治まれば鼻づまりも同時に治りますが、点鼻薬を多用することでリバウンドが起こり、鼻づまりだけは続くという状況に陥ります。

そして、点鼻薬による鼻づまりを解消するために点鼻薬を使う・・・といった悪循環になってしまうというわけです。これが点鼻薬中毒です。

点鼻薬中毒になってもすぐに使用を中止すれば、徐々に鼻づまりは治っていきます。しかし、そのまま点鼻薬を使い続けると症状はさらに酷くなり、肥厚性鼻炎(点鼻薬性鼻炎)という別の病気になってしまいます。

肥厚性鼻炎になると、点鼻薬をやめても鼻づまりが治ることはありません。粘膜の副交感神経が血管収縮剤によって何度も何度も刺激されることで過敏になり、常に腫れた状態になってしまうので、点鼻薬をやめても同じような症状がずっと続きます。

また、点鼻薬は使えば使うほど効き目が薄くなっていくので、1日に使う量が少しずつ増えていきます。点鼻薬は効き目が強い反面、刺激も強いため、鼻が痺れたり嗅覚が弱くなるといった症状が現れることもあります。

血管収縮剤によるもの意外の副作用も

点鼻薬は鼻粘膜に直接噴射するものなので、効果が現れるまでのスピードが非常に速いです。効き目が現れやすいということは、すなわち副作用も現れやすいということなので、使う前に必ず副作用を確認してください。

特に多い副作用は、使うと眠くなるものです。使って5分で倒れそうになるほど眠くなることもあるので、乗り物の運転前には絶対に使わないようにしましょう。

点鼻薬に限った話ではないですが、用法・用量を守って正しく使わなければ、薬も毒になってしまいます。鼻づまりを治そうとして鼻づまりになってしまったら本末転倒なので、使い方には気をつけるようにしましょう。

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